「猫背、気になってはいるけど…気づくとまた背中が丸まってる」
「ストレッチやエクササイズを試しても、効果がいまいち感じられない」
そんな風に感じている方、実は多いんです。
もしかするとその猫背、“姿勢そのもの”よりも、日常の無意識な習慣が原因かもしれません。
長年の癖やライフスタイルが積み重なった結果、猫背になりやすい体になっている可能性があるのです。
この記事では、ピラティスや姿勢改善サポートの視点から、猫背につながる代表的な5つの生活習慣と、その改善方法をご紹介します。
まずは“知ること”から。自分の習慣に気づくことで、今日からできる変化がきっと見つかります。
猫背は「習慣」からつくられる
意識の問題ではなく、無意識の積み重ね
猫背は「気をつけようと思っても治らない」という声がとても多いです。
その理由は、姿勢が“意識の問題”ではなく、無意識の生活習慣によって形づくられているから。
たとえば、「気づくといつもスマホを覗き込んでいる」「食事のときに肘をつく」など、体に染みついた姿勢パターンは、簡単にはリセットできません。
猫背をつくる5つの生活習慣
1.スマホやPCを見るときの“前のめり姿勢”

現代人の猫背最大の原因はこれ。
私も産後の授乳や、パソコン作業での前のめり姿勢で首や肩の凝りがどんどん悪化してしまい、めまいも起こりました。
忙しいを理由に、自身の姿勢への意識が薄れた時に体の不調が出てきたので、改めて姿勢の大切さを実感した出来事です。
2.柔らかすぎるソファでの「沈み込み姿勢」
特にスマホ操作時に首が前に突き出る「ストレートネック姿勢」になっている方がとても多いです。

座面が低く、背中が丸まるソファで長時間過ごすと、骨盤が後傾し、自然と背中も丸まります。
改善法: 座る位置を浅くし、クッションを腰にあてるだけでも骨盤の傾きを防ぎやすくなります。
3.家事・育児中の“かがみ込み動作”

洗濯・掃除・子どものお世話。
前かがみの姿勢が多くなりがちな家事・育児は、気づかぬうちに猫背を強めてしまう生活習慣の一つです。
「子どもの靴を履かせる時」「洗濯物を干すときにカゴから取り出す時」など、日常の中で当たり前にしていることが猫背を強めてしまうなんて恐ろしいですよね・・。
でも、それに気づくことで意識が変わり、かがまずにスクワットのような動きに変えることができたり、体幹を使うことができるようになりますよ!
4.呼吸が浅い・疲れやすい

姿勢が悪い → 肺が広がらず呼吸が浅くなる → 疲れやすくなる → 猫背が進む…という負のループに。
改善法: まずは1日3回、「背中を伸ばして深呼吸」を意識するだけでも、体が変化を思い出します。
5.心が疲れているときの“気力不足姿勢”

落ち込んでいるときや疲れているとき、人は自然と背中を丸めがちです。
実は猫背と心の状態は密接に関わっており、自律神経の乱れも影響します。
私も以前までは、疲れると背中が丸まっているなと感じていました。
ですが、背中が丸まることで疲れもさらに感じやすくなるということにも気がつきました。
そこからは疲れていても「姿勢を整えること」を意識することで心まで前向きになり、自分を労る時間を作れるようになりました。
猫背を改善するには「整える習慣」をつくる
猫背は一朝一夕で変わるものではありません。
でも、無意識に崩していた習慣を、1つずつ“整える”意識に変えることで、体はちゃんと応えてくれます。
- 毎朝3分だけ「バンザイ+深呼吸」
- スマホを見るときに“壁を背にして座る”
- ソファに座るときに腰クッションを使う
こうした積み重ねが、数ヶ月後の体と心を変えていきます。
1人では難しいと感じたら、プロと一緒に整える選択を
「やった方がいいのはわかっているけど、自分に合ってるのかわからない…」
そんなときは、無理せず専門家に頼ってみるのも一つの選択です。
私のオンラインカウンセリングでは、姿勢のクセや生活習慣を丁寧にヒアリングしながら、あなただけの整え方を一緒に見つけていきます。
毎日頑張るあなたが、もっと軽やかに、前を向けるように。
猫背を整えることは、体型や不調の改善だけでなく、心を前向きに整えることでもあるのです。
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