こんにちは、美姿勢トレーナーの鈴木あやめです。
今回はピラティスメソッド(ピラティスの正式名称)の創業者「ジョセフ・ピラティス氏」についてお話していきます。
ピラティスの歴史や6つの原則を学ぶことで、よりピラティスへの理解が深まり効果の実感もしやすくなること間違いなしです!
私が今まで読んできたピラティスの本の中で一番分かりやすく、実践に繋げやすい参考書籍もご紹介しますね^^
では早速ピラティスの歴史からみていきましょう。
ピラティスメソッドの始まり
ピラティスメソッドの効果はこちらの記事で解説しています。
ジョセフ・ピラティス氏について
ジョセフ・ピラティス氏は、1883年(1880年という説もあります)12月9日にドイツのデュッセルドルフ近郊で生まれました。
お亡くなりになったのは1967年10月9日。
ジョセフ・ピラティス氏は現在のピラティスメソッドと呼ばれる「コントロロジー」と名付けたシステムを全米の学校が教えるようになることを夢見ていましたが、実現するのを見届けることなく世を去りました。
これまでピラティスを伝え続けてきた人の大半が女性でしたが、ジョセフ・ピラティス氏は自身のメソッドを男性の為のコンディショニング法の主流にするつもりで当初は男性の方が多く実践していたと言われています。
ジョセフ・ピラティス氏はエクササイズや身体活動のみを指導したのではなく、睡眠や入浴など日常活動についてもアドバイスをしてきました。
そして1926年に2度目のニューヨークに到着した際に出会った看護師のクララが内縁の妻となり、生涯の仕事のパートナーとなります。
ジョセフ&クララ・ピラティスの初期の教え子たちが夫妻の死後に直弟子である第一世代の教師となり、ピラティス業界の発展に重大な役割を果たしていきました。
ジョセフ・ピラティス氏は未来世代のピラティスのプロフェッショナルたちを導く写真やフィルム、文章などといった資料を少ししか残しませんでしたが、ピラティスの教えの大部分は口伝えと動きによって第一世代から第二世代へ、さらに後継世代へと受け継がれてきたと言われています。
現在は幅広い場面でピラティスメソッドが活躍
当時から医療現場でのリハビリにも役立つと確信を持っていたピラティス氏でしたが、医師免許がないピラティス氏のコントロロジーを受け入れてもらえる病院はありませんでした。
ですが現代では、個人スタジオ、教育研究機関、フィットネスセンター、医療施設でピラティスは教えられており、エリート・アスリートから病気や怪我で身体能力に制限がある人まで、様々なクライアントを対象にしています。
年齢層も幼稚園児から90代の高齢者までおり、これほど幅広い人々に適応し順応性のあるメソッドは他にない!と多くの国々で流行し、普及しました。
おすすめ参考書籍
この記事の内容はピラーティスアナトミィの「はじめに」の章から一部抜粋してまとめています。
ピラティス氏には2冊の短い著作があり、その一冊である『Return to Life Through Contrology』を参考文献にしたものが「ピラーティスアナトミィ」。
基本的な解説のベースとして『Return to Life Through Contrology』に出てくる通りのエクササイズを採用しており、図解が見やすく分かりやすいだけでなく、文章も読んでいて理解しやすい書籍となっています。
ピラティスへの解剖学的理解を深めたい方や、よりピラティスの本質を学びたい方には特におすすめです!
全ての人の生涯の健康を目指した「コントロロジー」とは
「コントロロジー」とは冒頭でもお伝えした通り、現代のピラティスメソッドの原点となるもの。
ジョセフ・ピラティス氏が考案した身体調整法であり、『Return to Life Through Contrology』では「本来のあなたを取り戻す」といった目的を持っています。
実際にジョセフ・ピラティス氏が残した『Return to Life Through Contrology』の内容が書かれた書籍はこちらです。
ピラティスの6つの原則
ピラティスとは、肉体的な柔軟性、コーディネーション(協調・調和)を向上させることはもちろん、ストレスを軽減し、集中力を高め、誰にでもすべての人に役立てることができます。
まずは、ピラティスメソッドの6つの基本原則を忠実に守るようにしていきましょう!
呼吸
呼吸筋は生命にとって不可欠な唯一の骨格筋。
ピラティスで重要なコア(パワーハウス)の燃料が呼吸。
呼吸を当たり前に扱わず、呼吸を支える解剖学を理解して最適に活用すること。
集中
正確にエクササイズを行う為には、集中することが何よりも重要でセッション中は精神を集中し続けること。
ボディ・アライメントに集中し、エクササイズ中は常に正しいアライメントと安定を保つことに集中する。
センター
バランスを内側で感じることを大切にする。
センターは体の重心に関係していますが、人はそれぞれ体のつくりが異なるため重心も個々に異なります。
ピラティスのエクササイズでも重心の位置は動きに従って絶えず移動するので内側で感じることを常に意識すること。
コントロール
コントロールのレベルが高いほど、ミスが少なく、アライメントが正確で、コーディネーションとバランスに優れていて同じエクササイズを何回行っても正しく再現できる。
コントロールが良くなると筋肉を過度に緊張させずにエクササイズをこなせるようになる。
コントロールを洗練されたものにするには、とにかく練習をすること。
正確性
正確性が増すほど、目的が達成され、エクササイズから得られる恩恵も大きくなる。
正確性はピラティスを学ぶ過程でどこまでも追求しなければならない。
フロー
フローとは、なめらかで途切れのない動きの連続性。
ピラティスの第一世代の教師であるロマーナ・クリザノウスカは「強いセンターから外へ流れていく動き」と表現しています。
動きに対する深い理解があって生まれるもので、練習を重ねて動きが熟達するにつれてなめらかに流れるようになる。
ニューヨークでスタジオを開設後、一般人にも広まったピラティス
ジョセフ・ピラティス氏は内縁の妻クララとニューヨークシティバレエ団と同じビルにピラティススタジオを開設し、そこに現代のリフォーマーとなるエクササイズ器具を設置。
バレリーナやダンサー、アスリートの怪我や不調が回復したことでたちまち噂が広まり、様々なクライアントがスタジオにくるようになったことで一般の人にも広がっていったと言われています。
理解や学びを深める為には実践すること!
いかがでしたか?
私自身、知識をアウトプットして体に落とし込むことでよりピラティスメソッドへの理解や身体的変化を感じることができています。
これからピラティスを始める方やピラティスを教える方は、創業者である「ジョセフ・ピラティス氏」と「コントロロジー」について学んでみてくださいね^^
また、「オンラインでパーソナルサポートを受けたい!」という方は、下記のフォームからお気軽にお悩みやご質問をお送りくだい♪
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