立木のポーズ(ヴリクシャーサナ)は、片脚で立ちながら姿勢を整えるバランスポーズです。
名前の通り、「一本の木のようにまっすぐ立つ」ことを意識するこのポーズは、ヨガ初心者でも取り入れやすいシンプルな動きでありながら、実は多くの効果が詰まっています。
ただ、簡単に見えるからこそ「バランスが取れない」「ふらついてしまう」と感じる方も多く、苦手意識を持ちやすいポーズでもあります。
でも大丈夫。それはあなたの“感覚が磨かれている途中”というサインなんです。
立木のポーズで得られる5つの効果
1. 体幹の強化
片脚でバランスをとることで、腹部・骨盤周辺・背中など、**インナーマッスル(深層筋)**が自然と働きます。無理なく体幹を鍛えられるのが大きなメリットです。
2. 姿勢の改善
足裏で地面をしっかり捉え、背筋をすっと伸ばす感覚が身につきます。左右のバランスが整い、猫背・反り腰の予防にも◎。
3. 集中力・自律神経の安定
立木のポーズは“今この瞬間”に意識を向けるマインドフルな時間。
心が落ち着き、イライラや疲れがスッと和らぐ感覚を得られる方も多いです。
4. 足裏の感覚が目覚める
普段の生活では意識しづらい足裏。
立木のポーズでは、親指・小指・かかとで床を感じながら立つため、足裏の感覚が研ぎ澄まされていきます。
5. 心の軸を整える
身体の軸が安定すると、不思議と内面のブレも減っていきます。
呼吸を深くしながら静かに立つ時間は、自分自身と向き合える大切なひとときです。
立木のポーズのやり方とコツ(初心者向け)

初心者の方でも安心してチャレンジできるよう、ポイントをわかりやすくまとめました。
1. 両足でしっかり立つ感覚を確認
まずはマットの上で、左右の足に均等に体重が乗っているかを意識します。
2. 片脚をゆっくり上げる
軸足に重心をのせたら、反対の足裏をふくらはぎ、または太もも(膝は避けて)に添えます。
無理に高く上げなくてもOK! はじめはつま先を床につけたままでも大丈夫です。
🌿3. 手は胸の前で合掌、または頭上へ
バランスが取れてきたら、両手を胸の前で合わせる、もしくは上に伸ばして木の枝のように広げても◎
4. 視線(ドリシュティ)を一点に
少し遠くの床や壁など、動かない場所を見つめましょう。
これだけで驚くほど安定感が増します。
5. ふらついても気にしないでOK!
誰でも最初は揺れます。
**「ふらつくことも練習のうち」**と考えるだけで、気持ちもラクになりますよ🍃
よくあるお悩みQ&A
Q. 足がすべってしまいます…
→ 足裏で床をつかむように意識しましょう。ヨガマットの質感や靴下の有無でも安定感は変わります。
Q. 左右でバランスが違いすぎて焦ります
→ 人は必ず左右差があります。「今日はどちらの足が安定するかな?」と観察する感覚でOK!
Q. 集中できなくてポーズが崩れます
→ 意識を内側に向けるのは最初は難しいもの。
呼吸に意識を向けるだけでも集中力は高まりますよ◎
オンラインで、もっと深く立木のポーズを
「ただポーズを真似る」だけでは、正しい重心やクセの改善までは難しいのが現実です。
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