こんにちは、美姿勢トレーナーの鈴木あやめです。
「ヨガポーズ解説」のカテゴリーでは、ヨガのポーズの目的や効果だけでなく、解剖学知識を分かりやすい言葉で解説しながら身体への理解が深められるコンテンツとなります。
今回は「四十肩」を未然に防ぐための糸通しのポーズ解説をしていきます。
そもそも四十肩や五十肩は、なる人とならない人がいます。
それは、なぜだと思いますか?
この記事を通して、四十肩の原因やポーズへの理解を深めることで未然に防ぐことの大切さをご理解いただけるはずです!
この記事は四十肩の予防に特化した内容にまとめていますが、肩こりにお悩みの方にもとても効果的なポーズを徹底解説していきますので、毎日の習慣にしていきましょう♪
四十肩予備軍チェック、あなたは何個当てはまる?
①肩や首の辺りに不快感や違和感がある
②肩を動かすと痛む
③腕を捻る動作がやりにくい
④肩よりも顔が前に突き出している
⑤猫背・巻き肩である
⑥背中の後ろ側で手を繋げない
⑦あまり運度をしていない
⑧日常で肩へ長時間負担がかかっている
⑨デスクワークや家事などで同じ姿勢が続く
⑩エアコンなどで肩や身体が冷える環境にいる
この項目に一つでも当てはまったら、あなたも四十肩予備軍の可能性が高いです・・!
四十肩とは?主な原因ってなに?
四十肩の正式名称
そもそも四十肩とは「肩関節周囲炎」というのが正式名称です。
なぜ四十肩や五十肩と呼ばれるようになったかというと、40代〜50代の方に多くみられることと、加齢によるものが多いことからそのように呼ばれるようになりました。
ですが最近では20代や30代の方でも肩関節周囲炎が起きる方もいらっしゃいます。
あまり聞き慣れませんが、その場合は二十肩や三十肩と呼ばれます。
四十肩や五十肩の特徴的な症状は、片方の肩を上げたり水平に保つことが難しくなり、肩だけでなく二の腕まで痛みが走るようになります。
主な原因とは
基本的には肩関節周辺の筋肉や腱の柔軟性が失われることで起きると言われていますが、確定できる原因はまだはっきりしていません。
ただ、運動習慣がなく悪い姿勢をそのままにしてしまっていると肩を滑らかに動かすための関節液が作られなくなってしまうので、四十肩や五十肩が起きやすくなるだけでなく、20代や30代でも同じ症状が現れやすくなってしまいます。
未然に防ぐことが大切な「四十肩」
四十肩を未然に防ぐには、肩を滑らかに動かすための関節液を作ることがとても重要なポイントになります。
どのようにしたら良いかというと、もちろん栄養バランスのある食事も大切ですが「日頃から肩周りを動かすこと」が何よりも大切です。
肩周りを動かし、肩関節の動きをよくすることで身体は関節液を作り出します。
この関節液があれば年齢を重ねても摩擦による炎症が起きにくくなるので、肩関節周囲炎の予防ができます^^
糸通しのポーズをマスターしよう!
今回はベットの上でもできて、姿勢改善にも効果的な「糸通しのポーズ」を取り入れることで肩周りを動かして未然に四十肩を予防していきましょう!
四つん這いになりましょう。
肩の真下に手首を置いて、足の付け根の真下に膝がくるように。
息を吸いながら右腕を横に上げて、吐きながら左の脇の下を通るようにして肩先と耳をマットにつけます。
痛みがなく、呼吸も苦しくなければ左の腕を上にあげて更に右の肩周りを伸ばしていきましょう。
腕を上にあげた方はマットにおろして四つん這いに戻ります。
(反対も同様に)
糸通しのポーズのポイント
キープ中は肩先でマットを押すようにする
頭に重心が行きやすいですが、今回の目的は肩周りを動かして筋肉を伸ばすこと。
キープ中は呼吸を忘れずに肩先でマットを押すようにして伸びを深めます。
骨盤の位置を左右で揃えること
腕を脇の下に通す際に骨盤の位置が左右でずれやすくなります。
ゆっくり丁寧に動く意識はもちろんですが、キープ中に右腕を通している時は右の腰を少し後ろに引いて左右の骨盤の位置を揃えるようにしましょう。
(※左腕を右の脇に通している時は、左の骨盤がずれやすいので左の腰を少し後ろに引く意識をします。)
足の脛(すね)と足の甲でもマットを押す
キープ中は意識が上半身に行きやすいですが、足の脛と甲でもマットを押すことで重心位置が安定するので必ず意識をするようにしましょう。
【チャレンジ】四十肩予防や肩こり解消の為のワークを取り入れよう
糸通しのポーズでゆっくりと肩周りをほぐす以外にも、鷲のポーズの腕を使ったワークで筋力も同時につけられるワークをご紹介します。
見た目以上にハードなワークなので、無理なく回数を調整して行っていきましょう!
あぐらで座ります。お尻のお肉をかき分けて座骨を安定させましょう。
腕を前に伸ばして右腕を左腕の下に重ねて肘を曲げ、手のひら同士を合わせます。
肘を肩の高さまで上げて、お腹も引き上げる。
鼻から息を吸って、息を吐きながら肘を更に上に上げる(20回)
※反対も同様に
まずは毎日1分続けることを目標にする
いかがでしたか?
まずは「糸通しのポーズ」を朝起きた時や夜寝る前にベットの上での習慣にしていきましょう!
片側30秒キープであればたった1分で四十肩の予防だけでなく、肩こり解消や姿勢改善に繋がります^^
とにかく毎日続けることが何よりも大切です。
デスクワークの方は1時間に一回肩を回すなど、無理なく今すぐできることから取り入れることで習慣化しやすいですよ^^
四十肩の予防は早めにしよう!姿勢改善で不調のない身体へ
肩こりと四十肩は痛みが出るところや根本原因は違いますが、肩こりや悪い姿勢をそのままにしてしまうと四十肩などとても辛い症状を引き起こしやすくなります。
ヨガやピラティスを通して姿勢を改善し、身体を動かす習慣を一緒に身につけましょう♪
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