こんにちは、パーソナルヨガトレーナーのAyameです!
今回は「ヨガ」をもう始めている方も、これから始めようとしている方も必ず読んでほしいヨガの目的と効果についてお伝えしていきます。
実際にヨガ・マシンピラティスを指導・実践している私が自身の経験を活かした目線で分かりやすくお話ししていきます!
ヨガについて私が思うこと
そもそもヨガとは何か?
ヨガの発症はインド。サンスクリット語の「ユジュ」という語源から現在の「ヨガ」「ヨーガ」という言葉が生まれました。ユジュとは馬と馬車をつなぐ「くびき」という意味。ヨガは心と身体を繋ぐ目的があるので、語源からそういった意味合いがあります。
そしてヨガは時代に合わせて変化していて、歴史的なヨガの考え方を忠実に取り入れようとしてしまうと現代を生きれなくなってしまうと私は感じます。
そこで私は、ヨガ哲学の基本「八支則」を日常で意識して体現できることから取り入れることや瞑想を通して心を安定させたり、身体の不調・悩みに合わせて理想の状態に導くアーサナ(ポーズ)を取り入れることから始めてきました。
ヨガの主な目的は、「心と身体を繋ぐ」「調和する」「精神と身体のバランスを整える」です。
最近ではダイエットの為に強度の高いヨガのアーサナをとるようなエクササイズとして取り入れられていることもありますが、正直少し違和感を感じています。
ヨガの本来の目的を忘れないでほしい、、!
私自身や私の生徒さんにダイエット目的でヨガを取り入れる際には、
- 呼吸や瞑想を通してマインドを整える
- 体幹を強化させ、正しい姿勢に導く
- アーサナで正しく骨の配列を調整(アライメント)しながら質の良い筋肉をつける
- 筋肉のポンプ作用を促し、血液の流れやリンパの巡りを良くする
この4つを得られるツールとしてヨガを取り入れていきます。
なぜエクササイズ目的だけで行うヨガに私が違和感を感じるかというと、ヨガの最終目標は「心の作用を止滅する」ことだからです。
22歳の当時、初めてこの言葉を聞いた時は少し怖さを感じたのを覚えています。笑
今では「心の作用を死滅する」いというのはとても幸福感に溢れた状態で、心の動きが止まることで感情に左右されることなく、穏やかで、本来の魂の姿を取り戻したような、活き活きとした感覚だと感じています。
確かにエクササイズを通して何かに没頭することは瞑想状態に入りやすいので、「ヨガ=エクササイズ」も理解はできます。
ただ「心と身体を繋ぐこと」が本来の目的だということを知っておいて頂きたいです^^
ヨガについてより詳しく、本質的な部分を学びたい方は「ヨガ・スートラ」という本がありますので読んでみてください^^
では具体的に何をするのか?どのような種類や効果があるのか?お話ししていきますね!
私がおすすめするヨガの種類・流派と効果(5選)
ヨガの種類は今では数えきれないほど存在しています。ヨガをする場所、環境、対象の方によって呼び方が変わることもあります。
例えばマタニティーの方を対象としたヨガを「マタニティーヨガ」、高齢者向けのヨガを「シニアヨガ」、室内の温度・湿度が高い環境で行うヨガを「ホットヨガ」などがあります。
今回はヨガの中でも環境や対象によって呼び方が変わるヨガではなく、より現代を生きる私たちが身近に取り入れやすいヨガそのものの種類や流派を5種類お伝えしていきます^^
カルマヨガ
カルマ=行為、業
カルマヨガとは「行動のヨガ」「行いのヨガ」です。行動や心の働き(意識)がこれからの出来事に影響を与えるという概念のことをいいます。
私たちに起こるすべての出来事は「その以前に要因となるものがある」という考えで、偶然や奇跡と思われる出来事や私たちの生命でさえもすべての元になるカルマ(行為・業)があるから起きていると言われています。
自分自身の行動の結果に見返りを求めず、日常そのものが修行の場であり、無償の愛で奉仕活動をしていくことがカルマヨガ。
私自身も日頃から大切にしている考え方で、より幸せを感じられるようになったりヨガに出会う前より遥かに心地よく、生きやすくなりました。
ヨガをこれから始める方は、まずはカルマヨガから日常に取り入れてみることをおすすめします!
ハタヨガ
実は、身体を動かすヨガ全般のことを「ハタヨガ」と呼びます。
サンスクリット語で「ハ(ha)=太陽」「タ(tha)=月」「ヨガ(=結ぶ)」という意味があり、太陽と月、陽と陰、吸う息と吐く息など、対のもの同士を結び付けて調和させることで心や身体を整える目的があります。
パワーヨガ
パワーヨガはアメリカで考案された運動量の高いフィットネス要素を多く取り入れたヨガ。
「アシュタンガヨガ=八支則」をベースにしていて呼吸と動作を一呼吸ひと動作で連動させ、ダイナミックに動いていきます。
運動量がとても多く、筋力や体力の限界を超えていくので筋力強化だけでなくメンタル面の強化にもなります。
陰ヨガ
ハタヨガやパワーヨガなど身体を使うことをメインにしていたり、運動量の高いヨガを「陽ヨガ」と呼びます。
「陰ヨガ」はその反対。次に出てくるリストラティブヨガと同じくポーズのキープ時間が長いのが特徴。身体の深部までほぐし、ゆるめることができるのでリラックス効果が高く、強度も低いのでとても取り入れやすいヨガだと思います。
リストラティブヨガ
プロップス(道具)を使った究極のリラックスを目的としたヨガ。
初めに瞑想を通して身体を感じ、違和感のあるところをほぐし、ポーズを長時間キープすることも特徴的です。
現代は情報化社会やストレス社会の傾向があるので、自然と力が入っている方が多く、普段ストレスを感じたり時間やタスクに追われている方は一度は受けていただきたいヨガです。
どのような人が向いているのか?
ヨガの最終目的は「心の作用を死滅させる」こと。老若男女、誰しもが取り入れることができ、誰しもが取り入れた方が良いものだと私は確信しています。
今回はかなり抜粋してご紹介させていただきましたが、ヨガとは様々な種類や流派があり、冒頭にご紹介した動かないヨガ(カルマヨガなど)もあるのです。
現代は特に情報化社会だからこそ心が疲れてしまうことが多く、頭が休まらず睡眠の質が下がりやすく自律神経が乱れやすいと感じます。
だからこそ心と身体を調和させ、本来の自分に戻ることを大切に過ごしていただけたら嬉しいです^^
また、運動習慣が全くない方でも寝る前5分のヨガだけでもかなり心や身体に変化が得られるのでより手軽に取り入れられ、すぐに効果を感じられるおすすめのツールで。
心と身体は繋がっています。
ヨガを通して呼吸を深め、感情や環境に左右されないマインドで心身ともに健康に過ごしていきましょう!
最後までお読みくださりありがとうございました。
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